ケモ耳女騎士が発情期だったのでセクハラしてみた2
「なあシーラント」
「どうした」
「さっきから近くないか」
「……そんなことはないぞ。あれほど言っただろう? 危険の多い山道だ。離れるとお前を守り切れない可能性もある」
それは承知しているが、腕を組みながら歩くのはどうなのだろうか。
シーラントと一夜を過ごしたあと、隣国への旅に出発してから数時間……かなり二人の距離が近いと感じている。
『私が少し先を行こう。足が辛くなったりしたら迷わず言ってくれ』
『休憩にするか? 騎士団で評判の非常食を多めに用意しておいたぞ。……ほら、あーん』
『獣の鳴き声だ……念のため通り過ぎるのを待とう。守りやすいようにもっと近づけ。ぎゅーってしてもいいぞ』
ずっとこんな調子で、今や彼女に密着されているという具合だ。
身体の片側は自然の息吹に包まれ、もう片側は人肌のぬくもりと豊満な横乳と美人騎士の香りに包まれる。これでは緊急の旅というよりデートである。
そんなことを考えていると、背中がペシペシと柔らかいもので叩かれているのに気付いた。
横を見ればシーラントが『むふ』となんともいえない微笑みを浮かべている。イヌ耳がぴょこぴょこ揺れているあたり、構ってほしいのだろうか。
「あれを見ろ。野生の果実がある」
「え? どこに……?」
シーラントが指差すほうに目を凝らしてみるが、中々それらしいものが見当たらない。一面の緑だ。
「ああ、すまない。私には匂いで分かるんだが……こっちだ。採集しておけば食料になるだろう」
さすがは獣人の血が流れる騎士だ。
感心して後についていったのも束の間、これはこれでドキドキさせられると気付いた。
不安定な足場をテンポよく進んでいくシーラント。ふさふさの尻尾が揺れ、目を留めた先にぶるんと波打つむっちむちのデカ尻がある。
しかも明るい陽射しの中で注目すると、青いズボンの下からパンティーの生地が浮き上がっているように見えた。
つい昨晩の情事を思い出してしまう。
『チンポが欲しくなってしまう……♡』
『んあぁっ!♡あっ♡あんっ♡ふあぁ……♡』
あの尻を好き放題に触り、おまんこに挿入し中出しした。……あれはとてつもなく気持ち良いセックスだったし、思い出すだけでムラムラしてくる。
「カーター。この木から果実を取るから、カバンを持っておいてくれ」
「あ、ああ。分かった」
気を取り直して見上げると、少し背の高い木に、黒い実が生っている。道理で目視では分かりにくいはずだ。
カバンを受け取って開けておくと、シーラントは持ち前の身のこなしでジャンプして実をもいでいく。
「あ」
「どうした?」
「いや……気のせいだな……」
誤魔化したものの、視線はシーラントの胸に夢中だった。
ぶるんっ♡どぷっ♡だぷん♡だぷっ♡
「んっ、ふっ! はっ……!」
本人が真面目に食料を集めてくれているのだから、劣情を向けるのは大変失礼なのだが、これほどの爆乳をそばで揺らされると余計にムラムラする。
早く終わってほしい気持ちと勿体ない気持ちがせめぎ合い……十数個の実を確保したところで、シーラントは乳揺れをやめた。
「よし、これでいい。移動を再開しよう」
「ありがとう……」
シーラントは当然のごとく密着してから歩行し始める。
正直なところ、もうペニスが勃起してはちきれそうだ。
昨日のように酔っているならまだしも、先を急ぐ旅の途中、こんな野外でエロいことを要求しようなんて考えられない。
少しでも距離を置いて……冷静にさせてほしい。
悶々としながら歩いているうちに、ひとつ思いついた。
「シーラント、少し言いにくいんだが……」
「どうした? 何か頼み事か」
耳の動き方が喜びを示している。青目もにんまり……そう可愛い反応をされるとムラッときてしまう……気を強く持とう。
「ちょっと用を足しておきたいんだ」
「……」
さすがにシーラントも恥ずかしそうな表情になる。当然か。
「えっと、まあこればっかりはな。離れて待っていてもらえるか」
彼女がおずおずと口を開いた。
「あの……私もそろそろ、一度済ませておきたいと思っていた」
「えっ」
「それに、何度も言わせるな。私の持っている腕輪の効果があるから、あまり離れるとお互いを見失う危険がある。近くで……済ませよう、お互いに」
状況は悪化している。
軽く地面に穴を掘り、それぞれが背を向けて排尿する、というだけではあるのだが……。
自分の背後でシーラントが生尻を出し、普通は人目につかない行為を始めているという事実に興奮を覚えてしまう。
ザッと土に靴を滑らせる音でさえ、いま彼女はどんな動きをしているのかと下卑た想像をする煽りになった。
そんな調子だから、いつも何気なく済ませていることなのに緊張する。ひどく勃起している。
それでも何とかやることを済ませて……その一瞬、魔が差した。
実際に見てみたい。あの美しい女騎士のはしたない姿を。大きな尻を突き出し身体を震わせながら生々しい行為に及ぶ瞬間を──
「「……あっ」」
目が合った。
急に喉が渇いたような気がする。
「……どうしてこっちを見てるんだ、シーラント」
「……それは私の言いたいことだぞ……♡」
たぶん同じことを考えていたのだろう。
俺は土を蹴り、先ほど掘った穴を後始末すると彼女の方に改めて振り向く。
ポケットに入れていたちり紙で勃起したペニスを拭き綺麗にすると、尿の跡を消すように透明な汁がとぷとぷ溢れてきた。
シーラントは座って背を向けたまま振り返り、勃起チンポをじっくりと眺める。喉がゴクリと動いたような気がした。
「っ♡ やはりチンポを勃起させていたんだな……♡」
「やはりってどういうことだ」
「……覚えさせられたからな、おまえのオスのにおいを……♡」
彼女も丸出しの股間を拭う。そして、その後に透明な露が出てきたのも同じだった。
ズボンをおろして露わになっているのは、まさしく妊娠するために育ったかのような迫力たっぷりの巨尻だ。
可愛いピンク色のアナル。その下に見える肉厚なおまんこと、だらしない発情っぷりを示す愛液。ペニスがさらに硬くなるのを感じた。
「カーター♡ 女性の恥ずかしい所を凝視するなんて、見損なったぞ……♡」
そう言いながらも、シーラントの手は白い柔尻へ伸び力強く外側へ広げてみせた。ヒクッとうごめくアナルが、よだれを垂らす陰唇が広がり性器としての側面をアピールしてくる。
「シーラント……そんなことをされたら、俺は──」
意を決して踏み出した直後、遠くからよく響く鳴き声が聞こえた。
アオォーーーーン……!
「!!」
「なっ、オオカミか」
こんなところを襲われたらひとたまりもない。
ここは危険な山道なのだという現実を思い出し、俺たちは溜め息をつきながら衣服を整えた。
「……あー、まだ遠くにいるようだ。だが警戒はしておこう。こんなことをしている場合じゃなかった……」
「そうだな……先を急ごう……」
獣は鼻が利く。排泄物のにおいで獲物がいることを察知することもあるそうだ。
頭を冷やすほかなかった。
「どっちの方角に向かっていたのか覚えているか?」
「ええと、こっちだ。行こう……しばらく進むと山中の宿場があるんだったな」
危険が予想される代わりに、一晩泊まるだけで明日の夕方には隣国の町へ辿り着けるというのがこのルートの強みだ。
すると、それを聞いてシーラントはちょっとシッポを伸ばした。俺の服の裾をつまんで囁く。
「……で、ではその時に……どうだ? お互い我慢しているなら……♡」
シーラントが自分から誘ってくるとは。一晩でずいぶん積極的になったものだと思い、また興奮してくる。
期待を高めた俺たちだったが、いざ宿に辿り着いてみると──
「あぁ、ウチはこんな立地だから、個室とか無いんだよ。全員雑魚寝してもらってるんだ。できる限り静かに過ごしておくれよ」
「そうなのか……」
もはや二人きりで夜を過ごす気まんまんだったシーラントが露骨にシュンとする。
一応並んで寝たものの、当然ナニをするわけにもいかず切ない表情のシーラントと見つめ合い悶々とした夜を過ごした。
それから翌日もほどほどの距離感を保ちながら移動した。
用を足さないといけないのは変わらないが、お互いにムラムラしつつもそれを口に出さないよう必死だったと思う。二度おあずけにした分タガが外れたら盛りまくってしまいそうだったんだ。
そうして興奮を無理やり逃がすように早足で歩いていったせいか、第一目標の町が見えてくるのは早かった。
「よし。ここからは馬車で移動だ。今日中には師匠のいる街まで辿り着けるだろう」
「それはよかった。……カーター、そこまでついていく約束で良かったな?」
「ああ。あの街ならシーラントの目利きにかなう武具も探し放題だしな」
どこか思わせぶりに念押しするシーラントと共に、目的地へ向かう馬車へ乗り込む。
雨風を防げる木製の屋根があり、外と中を仕切る布もついていてなかなか快適な空間だった。気になるのは狭さくらいか。
「……こんなところで二人きりになるとはな」
「ああ」
どちらからともなく真横に並ぶ。
またシーラントのいい香りが鼻をついて……俺は思わず、彼女の手や太ももを触っていた。
「ぁん……♡ おまえ、ここがどこだか分かっているのか♡」
「やっと安全なところで一息つけた。周りに見られる心配もないんじゃないか?」
「なら……ん……♡」
キスをせがむように唇を突き出すシーラント。思わず胸が高鳴り、首に手を回そうとする──
「すいやせん、お客さん! 他に乗りたいって人がいるんで荷物詰めてもらえますかね!」
そうして俺たちは、三度おあずけを食らい、何もすることを許されない生殺しの状態で目的地へ運ばれていったのだった。
そんな状態から師匠に再会することになったのは奇妙と言うほかないが、そこで起きたことも予想外だった。
師匠は病に伏せっているどころか、病院の庭で近所の子どもたちと遊んでいたのだ。
聞けば病気は一時的なもの、これを機にいい医者を見つけて隅から隅まで診てもらったという。何も心配はいらなかったのである。
それからは肩の荷が降り、とにかく疲れを取ろうと夕暮れの宿に部屋を取った。
シーラントと共に荷物を降ろし、重くなった身体をベッドに投げ出す。
俺を見下ろす彼女の目は優しかった。
「これで一件落着というわけだな」
「まあそうだな。師匠が元気でよかったけど、これなら慌てて来る必要もなかったかもしれないなぁ……」
やれやれと溜め息をつく。するとシーラントはちょこんと俺のそばに座り、シッポを抱えた。
「……私は、おまえが師匠の元へ大急ぎで会いに行くような男でよかったと思っているぞ? 立派な行いじゃないか。私でもそうしている」
「シーラント……」
「それに……その……」
下半身をモジモジさせ、赤らめた顔で控え目に続けた。
「おまえとの逢瀬は、悪くなかった……♡」
……。
目的を達成して忘れかけた熱が、再び股間に集まってくる。
すらりとした指に股間を撫でられただけで痺れるような快感が広がった。
「あぁ、こんなに大きくして♡ まるでケダモノじゃないか♡」
「っ、我慢してた、からな」
「それは私もだ♡ ……おまえの精子を腹に溜めながら歩くのは、ずっとおまんこを灼かれているような思いだった……♡」
彼女が愛おしそうな表情を近付けてくる。
「……もう一度、私を抱いてほしい♡」
「いいのか?」
まだ少し迷いながら起き上がった。
「昨日聞いたはずだぞ。蓄えはあるのだろう? ……ふふっ、発情期の淫乱まんこ、卵子を引きずり出す勢いで〇〇てくれ……♡♡♡」
格好の良い顔に似つかわしくないスケベな誘い文句が、俺の遠慮をぶち壊した。
「シーラント……!」
「チュッ♡ちゅ♡ちゅ♡カーター♡ちゅぅっ……♡♡」
舌を絡め合い、よだれを溢れさせるような激しいキス。
さらにシーラントの指が股間を撫でる。俺も彼女の尻を撫で、胸を揉み、両手いっぱいに媚肉を堪能した。
ひとしきり互いの唇を貪ると、離した口に銀糸が伸びていた。
「ふふ♡ 口がじんじんする……♡」
艶めかしく微笑んだシーラントは、改めて俺の股間に目を向ける。
「おい……こんなにパンパンにするなんて、私をどうするつもりなんだ♡ 挿入する前に抜いてやらないと、壊されてしまいそうだぞ……♡」
「素直じゃない言い方だ。可愛いけど」
「……♡」
シーラントが無言でシッポをぶんぶん振る。感情が出やすいんだなと思いつつ、ベッド下へ座った彼女に向かって肉棒をさらけ出してみる。
シッポがぴんと伸びた。
「おっ♡ くっさ……♡ おまえ、こんなくっさいチンポを私にハメようとしていたのか♡ 獣人の血に効くフェロモンを出しおって……まったく……〇〇だな♡」
確かに、旅立ってから満足に湯浴みなど出来ていなかったから不潔になっているかもしれない。
しかし彼女の反応はそれをどこか喜んでいる気がした。チンカスの付着した肉棒を顔にべったりくっつけ、俺の顔と交互に見ながらクンクン嗅いでいる。
一度は性交した相手とはいえ、シーラントが肉棒を嗅いで喜ぶ変態だったとは。ますます興奮してきて、精液を溜め込み濁り気味な先走りが漏れ出た。
「うぁ……♡ ぶびゅって濃いのが出てきたぞ♡ カウパーで妊娠させる気か?♡ ……こんなにムラついているなら、初めてのフェラでもしっかり感じてくれそうだな♡」
「シーラントにしてもらうなら、何でも気持ちい……いっ?!」
なんとなく愛情を伝えようとしたところ、急に行為が始まって驚いた。
「チュッ♡ちゅ♡じゅぷっ♡じゅぽっ♡」
先っぽにかぶりついたシーラントは、手を使わず唇を器用に動かしてチンポを刺激してくる。
その目つきはなんだか挑発的で、恥ずかしがって睨んでいるようにも、俺が感じるさまを見てニヤついているようにも見えた。
俺はというと声を出すこともできない。舌が長い、気持ちいい、暖かい……そんな淫らな感想ばかりが頭を埋め尽くす。
獣人やエルフの血が入っているとフェラが上手いなんてこともあるのだろうか? 馬鹿馬鹿しい想像もしながら、悦びを伝えようと彼女の頭に手をやった。
「んむっ?!♡ ぷあっ、カーター、おい……♡」
「はあ、はあ、やっと止まってくれた……シーラント、気持ちいいよ……ありがとう」
「……♡♡♡ おまえ、鍛冶屋だろうが♡ 自分が女好きする逞しい腕をしていることくらい自覚しろ♡♡ すぐイかせてやるからなっ♡♡」
「なっなんでだよ?! あぁっ!」
再び激しいフェラが再開される。
チンポをしゃぶるのも慣れてきたのか、さっきより動きが大きい。
「れろれろれろ♡れりゅ♡れろぉん♡れろれろれろぉ……♡」
前後に頭を動かして唇や舌で責め立てたかと思えば、カリ首のあたりをしつこく舐め回す器用な責めも見せる。
そして俺の感じぶりを観察しながら、頭に添えた手を掴み……豊満な乳へと誘導してきた。
『触れ』ということなのだろう。言われなくとも、服の下から浮き上がってくる勃起乳首の熱を感じれば分かってしまう。
快感のはけ口を求め、素直にシーラントの乳首と胸を揉むと、彼女は瞳を上ずらせた。
気持ちいいのか、嬉しいのか、はたまた両方か。耳やシッポもピンと伸びたままなのを見て、彼女もまたすぐに絶頂してしまいそうなのだと分かった。
「あぁっ、シーラント、もう……!」
焦がれた口から彼女の名前が飛び出る。乳を揉む両手に力がこもる。
「んチュ♡チュッチュッ♡じゅるるるるるっ♡♡じゅぷっ♡じゅぽじゅぽじゅぽ……!♡♡」
奥に溜まったものを引きずり出そうと貪欲なフェラチオ。頬をすぼめて素早く動かす、どこか必死で下品な姿に……ドクンと身体が震えた。
ぶびゅっ!!♡♡びゅるるるるるるるっ!!♡♡♡びゅっ!♡♡びゅるっ!♡♡ぶびゅるるるるるるるるるるっ♡♡♡♡
「んぶっ?!♡♡じゅぽ♡じゅぷ♡じゅぞぞぞぞ……♡♡♡」
「っあ、おおっ……!」
自分でも気の抜けた声だと思う。
しかし、シーラントの口まんこに甘え、快楽に身を委ねると脳が焼けるような幸せを感じられた。
ドクドクと溢れ出す精液を暖かい口内に受け止められていく。それだけではない。根元を手でしごきながら吸い上げてくれて……最後まで残さず搾り取る淫乱な責めだった。
射精が終わると、シーラントはちゅぽんとペニスを出し、大口を開けてみせる。
「ぷあぁ……♡ ろうら♡ こんらにれたぞ♡ まっひゃく……おあえがちくびイジるから、しゃせーであくめしてしまったじゃらいか♡」
舌っ足らずな言葉だった。当然だろう。彼女の口には白濁した精液がいっぱいに溜まっているのだから。
座って反応を待つ姿がイヌ耳と相まって動物のように見える。いや、ケモノにはこれほど煽情的な顔はできないかもしれない……。
「……いいぞ。飲め」
少し悪戯心が湧き、頭を撫でながら命令してみる。
彼女は一瞬トロンとした目つきになり、瞳を閉じてゴクンと大きく喉を鳴らした。
「んっ……♡見ろ♡しっかり全部飲めたぞ♡……ぁ、ん、げぇぇっぷ♡」
「おー……」
精液を飲んでげっぷとは。綺麗な顔からは想像もつかない痴態だと思った。
一方、シーラントはちょっと表情を曇らせた。
「あ……は、はしたないところを見せてしまったな……盛り上がりすぎたか?」
「いや。俺ももっと興奮してきた」
再びビンと張った肉棒を見せつける。
すると彼女はどこか安心したような笑みを浮かべ、小さくつぶやいた。
「ま、まったく……♡ 私が淫乱になってしまうのは、全部おまえのせいだ♡」
「ああ。俺の前でなら、もっといやらしいところを見せてくれていいぞ!」
当然フェラチオだけで満足するわけがない。彼女をベッドの上へ誘導し、股を広げさせる。
「待てっ、まだ私は脱いでないぞ♡」
「このままでいいんだ」
思った通り、シーラントのズボンはぐっ……しょりと愛液で濡れていた。
真正面から見直すと本当に発情しているんだと再認識させられる。
豊満な乳房は汗で服に張り付きビンビンになった乳首を浮かせる。おまんこはとめどなく愛液を漏らし、ズボンに粘っこいシミを作る。
ムワッとした男好きするにおいを嗅ぐと、ますますキンタマが疼く。これもフェロモンの効果なのだろうか。
「本当にエロいな、シーラントは」
ズボン越しにおまんこを触ってみる。ムチッとした恥部はつまめるほど肉厚で、丘のように盛り上がった中心はうごめく穴と豆のようなクリトリスの位置を明らかにしていた。
「あっ♡ん♡はっ♡はあっ♡ そんな、あぁっ……♡ おまんこしつこいぃ……♡」
揉めば揉むほど穴から水分を出す。それならこのナカはどうなっているだろう……。
俺は前戯さえもどかしくなり、今度は彼女の服を脱がせにかかった。
「あぁんっ♡」
「服が擦れるだけでも感じるのか? スケベな騎士だな」
「い、言うなぁ♡♡」
文句を言いながらも乳首がピクピク震えている。そんな可愛いシーラントの生まんこをさらけ出させると、そのまま正常位でチンポをあてがった。
「シーラント」
「あっ、あぁ♡ なんだ……♡」
「どういう風にして欲しいか、とかあるか?」
いまの彼女がどんな責めを求めるのか聞いてみたかった。調子に乗っていると思われるかもしれないが──
「……い、いっぱい愛してほしい……♡」
「!」
しおらしく唇に手をやった彼女の表情は、俺に身悶えるような深い愛情を示している。
「ギューッてしてくれ♡ ちゅーしてくれ♡ おまえの愛情、たくさん感じたいんだ♡ は……孕むなら、思い出に残るえっちにしたい♡♡」
「分かった……!!」
ズプッ!♡
「んあぁぁぁっ♡♡」
それからの俺達は、二人してセックスしか頭にない変態になってしまった。
「ぁん♡あっ♡はあっ……♡ああっ!♡乳首だめっ♡イク♡またイクからぁ♡」
「くっ、中も締まって……!」
最初はもちろん正常位だ。見つめ合い、胸を揉みながらハメてやるとシーラントはとても感じるようだった。そんな可愛い顔を見せられて射精を我慢できるわけもなく、すぐに達してしまう……。
びゅるるるるるっ♡びゅぐっ♡どびゅっ──♡♡♡
「お、おい。急に脚を上げろと言うから何かと思ったら、こんな体勢でする気なのか……♡」
次にしたのは、いわゆるI字バランスの体勢を取りながらのセックスだ。
シーラントの身体が柔軟性にも優れていると気付き、壁際で思いっきり脚を上げてもらったのだった。
ムチムチした太ももがたまらなくエロい。それにまだ塞がりきらない膣口から、さっき中出しした精液がドロッと垂れてくるのも欲情を誘った。
「……大丈夫だ。俺が支えててやるから、なっ!」
「んお゛ぉっ♡♡♡」
脚を持って立ちながら挿入すると、当たり前だが先ほどとは感触が違う。シーラントも慣れない角度で突かれるとたまらないようだった。
仰け反りながら感じるシーラントの姿を堪能し、やがてイヌ耳に囁く。
「このまま出すからな」
「んぁ゛っ、ま、待っ──あぁぁっ♡」
どびゅるるるるるるるっ♡♡びゅ~~♡♡ びゅるるるるるる──♡♡♡
その次はシーラントに体位を決めてもらった。
「仕返しに俺が〇〇れる番かと思ったんだが……いいのか、それで」
「う、うるさいぞ♡ 私が決めたんだから、ちゃんとお願い通りハメてくれ……♡」
彼女はベッドの上、端っこに座ると、あの山道で見せたようなケツを突き出すポーズを取った。
俺だって満更ではない。あの時我慢したデカ尻が、いま何の危険も気にすることなく交尾できる状況にあるのだ。彼女もずっと我慢していたのだと思うとなんだかうれしかった。
尿の代わりに濃い愛液と白濁液だけを垂らす発情まんこに、肉棒をあてがった。
「あっ♡ そ、そうだ……♡ おまえの逞しい腕で、お尻、掴んでくれぇ……♡♡」
「そうか。シーラントはすっかりマゾになってしまったみたいだな?」
ぎゅぅぅぅぅっ……!
「あぁ゛っ♡♡ はっ♡はひ♡それキクぅん♡♡」
「じゃあこのまま、沢山奥を突いてやるよ……!!」
ぶりゅるるるるるるるるるっ!♡♡♡ びゅるるるるるるるっ、びゅ~~~~……♡♡♡♡ どびゅっ──♡♡♡♡
彼女と繋がるたび、ただただ幸せだった。身体が感じているだけじゃない。今までになく満たされる気がした。
何度も何度も射精して、イかせて、愛を囁きあって──
「はぁ、はぁ、はぁ……♡ そういえば、まだ叶えてもらっていない事があるな♡」
「ふぅ……なんだ?」
さすがに肉棒がジンジンしてきたころ、横に座った彼女がちょこんと肩に頭を載せてきた。
「キス♡ いっぱい、して欲しいって言っただろう……♡」
「……それなら、最後はもう一回正面から……」
「うんっ♡♡」
手を引かれる。どさっとベッドに倒れ込んだ彼女の上に乗り、その肢体を眺めた。
今日も彼女は月光を受けている。全身汗と体液でぐっしょり、俺のせいでついたキスマークもある……しかし、その美しさと愛おしさは前にも増して尊く見えた。
「……手を繋ぎながらっていうのはどうだ」
「ああ……好きだ、カーター……♡」
手を握ると彼女の温もりが鮮明に感じられた。性器に当てられたのか指先まで敏感になってしまったみたいだ。
シーラントもうっとりと目を細めている。
「やはりおまえの手は大きいな。……チンポも、だが……♡」
「そういうことを言われると、もっと悦ばせたくなるな」
「んぁっ♡」
まだまだ硬い肉棒をおまんこに当てる。もうお互いの性器の周りがベトベトだ。
「いいか? ……キスしながら、だからな……♡」
シーラントがそっと目を閉じる。
なんとなく、それは行きずりのセックスじゃない──本当の恋人になるための、誓いを伴っているような気がした。
「愛してる……」
「あぁ……っ♡」
チュッ♡
ぐちゅぅぅッ……♡
キスをしながら挿入すると、さっきよりずっと浅いところで子宮口にぶつかるのが分かった。
ビクンと跳ねた身体に体重をかける。激しく腰を振って熱を打ち付ける。
逃がさない。逃がしたくない。ずっと肌と肌を突き合わせていたい。このいやらしい膣奥を俺のモノにしたい……!
「ちゅ♡ちゅ♡ぶちゅ♡ンンッ、ちゅ、ちゅっ、ちゅぅ♡♡」
彼女は押し付けられる愛に手のひらで応えた。騎士の握力で痛いほどの刺激が走る。だけどそれはシーラントが感じている証拠。俺に遠慮なく接してくれている証拠だった。
今や肉棒を直接侵入させてはならないはずの最奥部さえ、俺を迎え入れようとしている気がする。
ほぐれた媚肉をかき分け、硬い穴を突っつき、カリと亀頭で蓋をする……。思いっきりキスをしてやった次は腰を引き、彼女がよく善がるところをカリ首で削ってやる。そうしてまた奥を突く。
快感の連鎖が止まらない。止められない。
身体を密着させていなければどこかに飛んでいってしまいそうだ。繋いだ手が、肌の熱が、絡ませる舌と唇の柔らかさが俺たちの意識を保っている。
そして……彼女が俺の背中に長い脚を回してきたとき、自分も限界が近いと分かった。
出したい。彼女の中で射精したい。今日一番気持ちいい、飛ぶような絶頂を味わわせてやりたい。
そんな劣情を前に、彼女はフッと頭を離して微笑んだ。
「産ませて……♡♡♡」
「──!!!」
どびゅるるるるるる!!♡♡♡♡ ぶっびゅ!♡♡♡♡ぶびゅぅぅぅゥ~~~~♡♡♡♡♡ ぼびゅるるるるるっ♡♡♡♡ どぴゅっ、びゅっ、びゅるるるるるるるっ……♡♡♡♡♡
「ンッ゛♡♡ んん~~~~♡♡♡♡♡」
長い、長い射精だった。
ずっと密着しているから、酸欠になりそうだ。しかしそれでも良いと思った。いま死んでも悔いはない。それくらいに気持ち良くて……彼女とのセックスは、幸せだった……。
それからは本当に気絶するような寝入り方をしたのだと思う。
目を覚ますと、もう陽射しが眩しい時間だった。
身体中ベトベトして、ベッドからは変なにおいがして、宿屋の主人に代金を多めに支払わなくては……とぼんやり考えた。
ともかく眩しくて目を腕で覆う。しかし、それをすぐに払い除けられた。
そこには陽射しを遮るように、愛しい騎士の顔がある。
「おはよう」
「あぁ……シーラント」
「前にも思ったが……おまえ、朝は弱いのだな」
「ちょっとな……」
「そんなことでは困るな。……私が、ムラムラしてしまう♡」
チュッ♡
「ふふ、ご馳走だな」
「……そっちこそ、朝からムラムラさせるのはやめてくれないか?」
ちらりと股間のほうを見られる。
「ほう♡ 腹が膨れるほど中出ししたくせに、まだこんなにガチガチになるなんてな♡」
肉棒を握られると、寝起きの身体には激しすぎる刺激が走った。
「朝から、盛るような女じゃないんじゃ……!」
「何を言う。……愛する夫が相手なら、話は別だ……♡」
こうして朝っぱらからもう一度襲われることになった。
もう一度、どころの話ではないか。
きっとこれから、俺たちは一緒に暮らしていくことになるのだから……。